T-962A

あらかじめ書いておきますがおそらくこの装置チャイナクオリティーの宝庫なので購入すべきではありません。少なくとも購入したままの状態では全く使い物にならないと思います。購入するのであれば改造前提って感じですかね。

まず、リフロー炉っていうのはちょっとリッチなオーブントースターではんだ付けをするのに使用されます。時間軸に対してヒータを制御して、あらかじめ用意されているプロファイル通りの温度を保ってくれるオーブンです。べつにパンを焼いてもいいんですが、パンを焼きたいのであれば通常のオーブントースターをお勧めします。

チャイ製リフロー炉は、T-962と、T-962Aがebay等で安価に購入可能です。私はT-962Aを購入しました。たしか送料込みで5万ほどです。Aあり・なしの違いはリフローエリアがAのほうが大きく、その分ヒータが増えて消費電力が多くなっています。買ってしまった後に気づいたことを公開(後悔)します。

リフローする以前の問題点

謎な時間軸

まず、時間軸が超適当です。登録されているプロファイルはすべて、全工程を7分ほどで行うようになっていますが、実際に時計で図ってみると、12分ほどかかっていました。明らかに1秒の数え方が不安定です。1, 2, 3, …. 4, 5, …. 6といったように全く安定していません。つまりこれは中国人的時間の数え方なんでしょう。我々日本人が標準的に数える1秒とは1000mSなので、どうにかしなくてはなりません… コントローラ自作るしかないのかな… 高い部品をリフローする気になれません。

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温度上昇が遅い

プロファイル通りに温度上昇してくれません。これは少し懸念していたことですが、購入前に中国のサイトに上がっていた画像を見る限り問題なさそうではあったんですが、残念な結果でした。たぶん原因は密封されていないことにあるようです。リフロー炉は、温度上昇スピードも必要ですが、急激に温度を冷やす機能も必要です。急激に冷やすためにT-962(A)には後ろにファンが搭載されていて、熱風が本体下から抜けるようになっています。本体下は常に密封されておらず、このために温度上昇性能が悪いと考えられます。

先人から聞いた話ですが、リフロー炉を置く環境にも大きく影響するとのこと。んー難しいですね。

シャーシが曲がっている

購入前におかしいと思っていたんですが、全面がに出っ張っている個所があります。写真はあくまでサンプルで、実際に届くものは大丈夫だろうと思っていたのですが、案の定曲がっていました。分解して気づいたのですが、たぶんねじ穴の設計ミスで、ねじ止めでできるように後からシャーシを曲げたようです。ちょっとまがっていると残念なので、ハンマーで無理やり叩いて直しました。

やたらスイッチがチャタってる

これは中国製の何かを買った方は良くわかると思いますが、中国製の装置のスイッチは、チャタリングしないものがありません。きっと陽気な中国人はチャタリングなんか気にしないんでしょうが、これは我々日本人にとっては良くないですねー。

なんかゴミが入っている

分解しようと中を開けたらガムテープのきれっぱしが入っていました。まぁ、これも中国製の装置にはよくあることなので良しとします。

リフローしてみる

まだリフローしてません、というより部品壊しそうなので、壊れてもよいものでテストする予定です。

改造してみる

たぶん改造する予定です。分解してみたところ熱電対2本、液晶、スイッチ、ヒータ(SSR)、115Vのファンの制御のみでよいことがわかりました。まぁ、オーブントースターに毛が生えただけですからね。液晶もよくある128*64のものと互換でした。

作りました。詳細はreflow_oven