このページは2017年夏に台湾を自転車で一周したときの記録です。 自転車で台湾一周の旅一覧はこちらから
自転車で台湾一周の旅9日目 - 台東市から瑞穂温泉
- 距離 : 110.18km
- 時間 : 9時間26分
- 平均速度 11.67/h
- 消費カロリー : 2119kcal
この日は温泉に向けて北上です。しかし、まぁトラブル続きの一日でした。
台湾は南国というだけあってフルーツの宝庫です。これはパイナップル畑ですね。
こっちはパパイヤ。
出発してしばらくはこんな感じの道が続きます。アップダウンもそこそこありますが、そんなにきついってわけではありませんでした。しかし、前日のこともあってなかなかスピードが出ません。
そして、上り坂を走っているときに「プシュー」と。パンクしました。このたび一回目のパンクです。ここで気が付きました、そういえば修理道具持ってくるの忘れたー!
自宅に用意していたのですが、完全に忘れてしまっていたのです。マップでGIANTショップを調べるも最も近いところで5km先。近くに自転車屋はあったのですが、このチューブは在庫してないとのこと… ということで、GIANTショップまで徒歩で進むことにします。
しかしここは台湾。台湾人は非常にやさしいのです。彼らは歩いている私を見て声をかけてくれたのです。中国語でパンクしちゃったよって話したら、道具あるから修理しようといって、わざわざ修理してくれました。しかし、彼らが持っているスペアチューブと、私の自転車のサイズは少し違うのであくまでも緊急用。GIANTショップに着いたら交換したほうがいいよってアドバイスをいただきました。本当に感謝です!
そして、彼らは夫婦で台湾一周をしているらしいのですが、私と同じく新竹に住んでいて、そこからスタートしたとのこと。こんな偶然もあるのだなと。
彼らにお礼を言ってからGIANTショップまで行ってみましたが、なんと定休日… しかし、とりあえず今の緊急用チューブでも進めるので先を急ぐことにします。
途中台湾の米どころ「池上」にて昼食をとった後、自転車の様子がおかしい事に気づきます。なんと、またパンクです。しかも先ほど修理したばかりの前輪が…
しかしここは池上。ある程度の集落なので、きっと自転車屋があるのではと通行人に聞いてみたら、あっちにあるよと。(なお、彼らとは後で再び偶然会うことになります)
行ってみたけど全然見つからないよ!
ということで、ローカルスーパーの店員と思われる人に中国語で「最近的脚踏車店在哪?」つまり、一番近い自転車屋さんはどこ?って聞いてみたら、英語で道順教えてくれました。台湾では大都市は英語がある程度通じますが、小さな町で英語が通じたのでびっくり。そこから少し世間話。どこの国の人って聞かれたので、「Japanese」って言ったら、「日本人か、すごいね!」って。なんと、日本語ペラペラでした。なんでも、福岡に留学してたらしい。
結局その後、業務用トラックの荷台に自転車を載せて連れて行ってくれました。歩いてもたぶん5分くらいでしたが、何ともありがたい! おまけにスポーツ飲料までいただきました。感謝です!
この写真はその日本語がペラペラな人と自転車屋さん。なお、前タイヤが短時間に2回もパンクした原因は、金属っぽいとげが刺さっていたためでした。
2回のパンクで2時間くらい費やしてしまいました。なんか、天気が怪しくなってきたので先を急ぐことに。それにしても、台湾では田舎にもこういうよくわからないオブジェがよくあります。
天気が怪しい…
これは…
やっぱりこうなりました。土砂降りです。
ここでGIANTの台湾一周ツアーの人たちと会います。台湾では一生に一回は自転車で台湾一周をしたいって人がたくさんいます。しかし、一人でやろうとすると結構大変なのです。そのため、GIANTが宿の手配や荷物の運搬など、いろいろと面倒を見てくれるツアーを企画しています。もちろん外国人も申し込み可能です。
台湾一周をしてみたいけど体力に自信がなかったり、言葉の問題があるって場合はこれを利用するのも手ですね。
ここはコンビニの駐車場なのですが、10分くらい待ってもやむ気配がありません。仕方なく、濡れる覚悟で進みます。
全身水浸しになりましたが、30分くらい降ったらまたいい天気に。スコールみたいな感じですね。
ここはよくわかりませんがなんか日本語が書いていました。
というわけで、北回帰線のモニュメントに到着です。西側の、嘉義市にある北回帰線のモニュメントは5日前に通ったばかりですが、再び温帯地域に戻ってきました。
そして、ここで少し休憩していると、本日2回目のパンクの時に自転車屋を聞いた家族の方々が。彼らはこれから花蓮に行くそうなのですが、記念に写真をみんなでとりました。
ここから瑞穂温泉まではすぐそばです。私はこの日、畳のドミトリーがあるという温泉ドミトリーに泊まることにしていました。温泉の建物の真ん前にはすごく急な坂があり、自転車をこいでは進めません。降りて押しながら進んだんですが、このたびの中でここが一番足をつりそうになりました。それだけ坂が急だったし、荷物も重かったわけです。ちなみに、この宿のオーナーらしきおじいさんは日本語がしゃべれます。
温泉で疲れをいやし、次の日は花蓮を目指します。